留学して輝くワタシ
留学してキャリアアップするワタシ
留学してこれまでの地味な人生にさよならするワタシ
留学産業は夢を売る商売なのか。なるほど。
ヘンな宗教と一緒か。
「あてくしは英語ペラペラの国際人ですの。それにひきかえあなたは便所虫。おほほほ。でも生き方は人それぞれですわ」と言われている気がする。
自力で中学校の教科書からやり直しなんてのは少数。
他力本願なことをしているから英語が上達しないのだ。きっと。どいつもこいつも。
留学したり、英会話スクールへ行って英語上達した人というのは、きっと一人で部屋に閉じこもって勉強してもきっと上達したであろう。
コネづくり、箔付け、勉強のペースメーカーとして留学または英会話スクールを利用したのであろう。
そしてやっとTIMEを読めるようになる。「タイムが読める」というのは仏教の解脱みたいなもんか?
「これでワタシは国際人」とか思ってたりして。
ところで松本道弘の「タイムを読む」(講談社現代新書)はすごく親切だ。
「TIMEが無理な人はリーダーズダイジェストが手ごろ」と親切なアドバイス。
マザー・テレサ:人助けオタク
森下洋子:バレエオタク
黒澤明:映画オタク
お金持ち:金儲けオタク
政治家:権力オタク
画家:描きオタク
その「こと」が好きで好きでやりたくてやりたくて仕方がないので、ついついやってやってやりまくるのだとう。
そういう姿が他人の目からは「努力家」「稽古好き」「根性がある」と褒め称えられるのであろう。
でも、仕事とか金儲けなら、成功かどうか他人の目からはわかりやすい。
運悪く選んだオタク分野が、世間からは受け入れられにくい分野だったら
「ヲタク、キモい」と馬鹿にされてしまうのであろう。
たとえば美少女アニメとか。ギャルゲーとか
世の需要がある分野のオタクになったら得か。
たとえば英語オタク。おまえらいいよな。
「オタクである」という点では「幼女死体姦マニア」と変わらないのに、チヤホヤされて。
某大学の英文科はいろんなコース(通訳とか)があったが、みんなちゃんと通訳になれたんだろうか。
英検の1級合格者やTOEICの高スコア取得者の出身大学を調べたら、高偏差値大学ばっかりかも。
仮に低学歴、低偏差値大学出身の人がいたとしたら、それは本当は優秀だが家庭の事情で進学できなかったとか、受験時に体調を崩していたとか、そういう理由がある人ばかりだと思う。
TOEICは合格不合格の判定をせず、スコアを出す。
英検は合格か不合格かだけ。問答無用。
そのへんに日米の違いがあると思うが、何がどう違うのかはわからない。
日本人は潔く、アメリカ人は未練たらしい感じ。無条件降伏するか、降伏するときにできるだけ有利な条件付けをするかの国民性がここに出ている。
ところで、TOEICを考えたのは日本人だそうだ。
(1) とてつもない英語&ガイジンコンプレックスがある。
(2) 自分の子供がエイゴをしゃべっているのを見て「これでウチの子は国際人」と鼻高々。
テレビの動物ものの番組でよくオバさんが「うちの犬は歌えるんです」と言い張るのがある。
オバさんがピアノを弾きながら歌う。
犬がそれにあわせて「ウォーーーン ウォーーン」とうめく。
幼児英語教育はそんな感じ。
本当の目的
(1) ガイジンのカレシを作る。そして帰国してから土くさい日本人の友人(処女/ブス)に自慢する。
(2) 「あたし、留学したのよお」とバカな日本人相手に自慢する
(3) 日本においてガイジン相手に流暢な英語をペラペラしゃべるところを日本人に見せ付ける。
「英語ができて、ガイジン相手に流暢な英会話ができるあたしはエリート。そしてお前らは蛆虫」と優越感に浸る。