[HOME]  [雑文目次]

19.日本赤ちゃん学会のシンポジウム

「日本赤ちゃん学会」という団体が、「新赤ちゃん学国際シンポジウム」というのを開催しているそうだ。
この学会の名前を聞いたとき、赤ちゃんが集まって「ばぶばぶ」「だあだあ」と話し合いをしている映像が頭に浮かんだが、もちろんそんな学会ではない。
昨日の産経新聞(平成14年11月20日)に掲載された記事を紹介する。
その前にまず、記事についての私の解釈を述べる。下記のとおり。
 
私(やそはち)の解釈

アメリカ女が

「この会場にいる薄汚い土人ども。よくお聞き。
おまえたち、子供には赤ん坊のときから英語を習わせなさい。
さもないと、子供たちは醜悪な日本語なまりの英語しか話せなくなりますよ。
いいこと、日本語が脳に定着してしまったら、取り返しがつかないことになるのですよ。
下賎で薄汚く動物以下のおまえたち日本人、おまえたちの糞餓鬼も永遠に"L"と"R"の発音が区別できなくなるのよ。
あーみっともないったらありゃしない。」
という意味のことを言った。
 

日本人はみな

「ははー。アメリカ人さま。おっしゃるとおりでございます。私ども日本人は英語の発音、アクセント共に悲惨な愚かで哀れな民でございます」
と恥じ入った。

すると、イタリア人が

「えー! 英語はボクにとっても外国語だけどさ、外国人が外国なまりの英語をしゃべって何が悪いの?」
と反論した。

実際の記事原文を下に引用する。私の解釈は間違っているのだろうか?
 
平成14年11月20日産経新聞より

与えるより話かけることが大切
公開討論 早期の外国語教育で異論も

新・赤ちゃん学国際シンポ

赤ちゃんにとって最適な環境とは―。世界の研究者が活発な議論を交わした二日目の「新赤ちゃん学国際シンポジウム」。専門家のほか教育関係者や親たちが、具体的なテーマを取り上げた公開討論を高い関心を持ってきいていた。

 まず、基調講演が行われ、イタリアのジャック・メレール博士は「赤ちゃんは白紙の状態で生まれるのではない。生後五日でも母国語と外国語とを区別している」と話し、日本の脳研究のキーマン、小泉英明博士は「最先端技術で、赤ちゃんの脳を見ることができるようになった。心の未発達が原因でさまざまな社会問題が起きており、今後はこの問題を科学的に研究したい」と述べた。

公開シンポは会場からの質問を受けて行われた。「赤ちゃんに外国語を習わせるのは有効か」に、マリー・シュール博士(米)は「外国語は音を理解することが大事。大きくなると母国語にない音を理解する能力が失われてしまう。早い時期から耳にする環境に置くことは有効」と答えた。
これに対しメレール博士は「日本語と英語は文章構成が違うから特に難しいのかもしれないが、私にとっても英語は外国語。母国語のアクセントで話して何の問題もない」と反論した。

以下略

それと別にこんなお話もあった。
 
ガーガリー・チブラ博士(英)は「語学テープや胎教などが盛んにセールスされているが、親は常に懐疑心を持ちうのみにしない方がいい」と話した。

参考頁
日本赤ちゃん学会(Child Research Net)
www.crn.or.jp/LABO/BABY/

新・赤ちゃん学国際シンポジウム
www.crn.or.jp/LABO/BABY/SCIENCE/03.HTM

(やそはち、平成14年11月21日)


[HOME]  [雑文目次]

女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理