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18.英作文におけるストレス

人がせっかく親切にしてやってるのに

日本に来る奴らが日本語を覚えたらいい。しかしそれが出来ない横着者がいる。
こっちは日本人だし日本に居るのだから英語でしゃべってやったり和文英訳をしてやったりする筋合いはない。

親切心から、メールや注意書きを英語で書いてやっている。
それなのにあいつらときたら。人の英文の些細な間違いを見つけ、鬼の首を取ったようにケチをつける。図々しい。

いいか! してやる義務もない事を親切心でしてやってるんだから文句つけんな。
一所懸命英文を作っても奴ら(ネイティブスピーカー、留学帰り、帰国子女など英語に自信のある人々)が目を皿のようにして重箱の隅をつつくようにあら捜しする。

ケチをつけるその内容

(1) 「文法が間違ってるね」

とにかく英文法は非ネイティブを引っ掛ける罠が多い。最初に英文法を考えた奴は嫌がらせやってんのか? 
単語を複数形にするには後ろに「s」をつけると覚えたら、「魚」だの「足」だのは違うって。
日常よく使う言葉でそう来るか。
というわけで書き直し。

(2) 「文法的には正しいよ。でもネイティブは普通はこんな言い方をしないよ」

やれやれ。半日かけて文法書や辞書で確認して間違いないと思ったら。
そう来たか。また書き直し。

(3) 「この表現はネイティブでも確かに使うけど、かなり昔にはやった表現だね。年寄りが使っているのを聞いたことがあるけど。今の人はもう使わないね」

洋書や英字新聞なんかで実際の使用例を探してきてもこれだ。また書き直し。

(4) 「うん。確かにネイティブでこういう表現を使う人がいるけど。でもこれは誤用なんだよ。教養のある人ならこんな文は書かないよ」

グーグルでフレーズ検索かけて、最近の文章で実際に使用されているのを確認した。
それでもケチをつける。またまた書き直し。

いつもアウェイ状態での試合

英作文は奴らの土俵で奴らのルールで戦わなければならない。
審判も奴ら。
こっちがルールを覚えたら奴らは変更する。
最初からこっちには勝ち目がない。

(平成14年11月4日)


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