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マルタ島への語学留学

産経新聞平成14年12月8日の記事で、マルタ島への語学留学が増えているという話があった。

以下は産経新聞平成14年12月8日の記事より引用、。

地中海の小島 マルタに留学したい

英米に比べ治安良し、物価も安い…人気沸騰

地中海に浮かぶ小さな島国、マルタが、英会話習得のための日本人の留学先として人気を呼んでいる。米国や英国など定番コースは日本人が多すぎて会話が上達しにくい。その点、マルタは日本人が少ないうえ、治安が良く、物価が安い。さらにヨーロッパの主要都市に近く、留学前後に立ち寄ってバカンスが楽しめるなど、魅力がいくつもあるのが背景のようだ。留学生を含む日本人観光客の急伸ぶりに観光立国を目指すマルタ政府は大喜びで、日本でのPR活動をさらに強化するという。

マルタは一九六四年に独立するまで約百五十年間、英国領だったため、英語が公用語。英語学校は現在四十校以上あり、ヨーロッパ、中東、アフリカから留学生を集め、マイケル・レファーロ観光大臣も「国を支える重要な産業」と胸をはるほど急成長している。

日本で人気を呼んでいる理由として、遠藤三千雄・マルタ観光局日本地区代表は、歴史遺産の魅力や地中海独特の温暖な気候に加え、治安の良さをあてる。「安全が何よりも親御さんへの説得材料となるようです」

一方、「日本人の少ない国を」という留学ニーズを指摘するのは留学手続き代行会社「ネクシスクラブ」(大阪市北区)の本岡憲次社長。「海外の英会話学校に日本人が占める割合は通常20-50%のところ、マルタは3-5%。日本人が急増した最近でも、まだ10%くらい」とみている。

うーん。治安の良さ、物価の安さで選ぶのはいい。しかし「日本人が少ないから」というのは引っかかる。
だって、あなたが行ったら日本人が一人増えるわけだ。
そうしたら、既に留学している人が 「やっだー! 日本人が少ないからわざわざ地中海くんだりまで来てるのにい! いやーねぇ、最近ここも日本人が増えてさあ」と嫌がるだろう。


日本女性、A子さんの見解は、こんな感じかな?

中学、高校の英語の授業についてのA子さんの見解

「こんなの本物の英語じゃないわ。あたしは生きた英語をしたいの」

「学校で習う英語は、文法ばかりで実用的じゃないわね。ネイティブに実際に使われている会話を学びたいの」

「受験英語なんて、細かい文法ばかりうるさくて、実用的じゃないわ。」

「日本の学校じゃ、本物の英語力は身につかないわね。文部科学省が悪いのよ。英会話スクールへ行こうかしら」

そして英会話スクールへ

英会話スクールについてのA子さんの見解

「ローンを50万円組んで、レッスンを受けてるけど、全然上達しないわ。だって、講師の質が悪すぎるもの。ワーホリで来てお小遣い稼ぎに働いているみたいで全然やる気ないみたいなの。不親切だしぃ」

「それに生徒が日本人ばかりだから、生徒同士で会話をしたって、本物の英語じゃないですもんね」

「やっぱり日本にいたんじゃ本物の英語力は身につかないわね。海外留学しなくちゃ。やっぱりアメリカよね。」

アメリカ留学についてのA子さんの見解

「語学学校へ入学したけど、ここって日本人ばっかり。これじゃ本物の英語力は身につかないわね。どこか日本人が少ない所ないかしら。オーストラリアなんかどうかしら? まだ日本人は少ないわよね」

オーストラリア留学についてのA子さんの見解

「治安が良くて、日本人が少ないかと思って来たけど、ここも日本人ばっかり。いやーねー。これじゃ本物の英語力は身につかないわね。どこか日本人が少ない所ないかしら」

「マルタ島って、元イギリス領で、英語が公用語で語学学校がいっぱいあるんですって。治安も良いし、物価も安いらしいわ。それに日本人が少いからいいわね。ここなら本物の英語力を身につけられるわ!」

というわけで、マルタ島へ。

しかしそこも既に日本人がいっぱい。

「いやーねえ、ここも日本人がうじゃうじゃ居るわ。佃煮みたい。これじゃ本物の英語力は身につかないわね。どこか日本人が少ない所ないかしら」

A子さんはどこへ行く?

(やそはち、平成14年12月14日)


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